ニコ生パチスロアワード2015 結果発表

皆様あけましておめでとうございました（過去形）本年も当サイト「ちゃんねる おつ」をどうぞよろしくお願いいたします。

すっかり時間が経ってしまいましたが、昨年11月から12月にかけて投票を受け付けておりました「ニコ生パチスロアワード2015」、結果の方をまとめましたので発表してまいりたいと思います。前回同様投票時に簡単なアンケートを行っていますがその結果も一緒に乗せるとかなりのボリュームになってしまうので、今回はアワードに関する部分だけ、アンケート部分は後日掲載する予定です。

ニコ生パチスロアワードとは

ニコ生の視聴者（というよりも「ちゃんねる おつ」の視聴者）の投票によってその年の一番のパチスロ機種を決めるという企画です。一番の機種以外にも「思ったよりよかった台」「期待してたけど期待はずれだった台」なども合わせて投票いただきました。特定のニコニコチャンネルの視聴者を対象にアンケートを行っていますので、ある程度……いや相当の偏りがあることはご承知おきください。なお、「2015」と銘打っていますが集計タイミングの関係上、2014年12月から2015年11月までにホールに導入された機種を対象としています。

2015年は合計194票の投票を頂きました。投票いただいた皆様ありがとうございました。円グラフはグラフの要素の部分にマウスカーソルを乗せると数値が表示されるようになっています。

投票者の属性

年齢

一番多かったのが30代前半、ついで20代後半、30代後半と続きます。後でパチスロ歴が出てきますが、ある程度年季の入ったユーザーが多いようです。

性別

予想通りというか、ほとんどが男性でした。つまりおっさんばっかり。

パチスロ歴

4号機時代から始めた、という方が半数以上でした。5号機世代では色目押しタイプのART機が出た頃に打ち始めた、という方が一番多く、次いで5号機初期からの方が続きます。

ホールへの来店頻度

週1日程度、週２～３日程度、月２～３回程度の層で3/4を占めます。どちらかと言えば「ライトユーザー」主体と思っていいでしょう。

2015年のベスト台

ハナビは777@niftyの年間最優秀機種決定戦の企画でもMVP・メーカー特別賞の二冠を達成していますので特に当サイトだから一位になった、というわけではなさそうです。リール制御に制約がある中で、4号機のハナビを可能な限り忠実に再現した点、そしてどこから押しても楽しめる点を評価する声が多く寄せられました。

しかし、昨年同様「該当なし」と答えたユーザーがそれに次ぐ結果となってしまいました。「通常時の辛さの割に、ATやART中のイケイケ感があまりない」「どの台も同じような内容で演出が違うだけ」と言った意見がありました。また2014年11月以前の機種を打ち続けていて新しい台を触っていない（具体的にはまどマギやバジリスク絆をまだ打ってる）という意見もありました。

3位以下についてはガルパンやデビルサバイバー2など、新基準機が上位に食い込みました。新基準機の中でも初期に出た「麻雀物語3」などは苦戦をしているため、一概に新基準機ならなんでもよかったかというわけではなさそうですが、それでもシステムや版権が良ければ新基準機であっても一定の評価を得ている事になります。

ガルパンに関しては初当たりがそこそこ軽い点や、ATの継続の自力感などが評価されており、おりからの「ガルパンはいいぞ。」の流れもあって上位に食い込んだようです。ちなみに、「音量だけでなく光量調節ができる」という点を評価した方もいました。

デビルサバイバー2についてはAT中のドキドキ感を評価する人が多くいました。召喚する悪魔の数に加え、その時に引いた小役の組み合わせが熱さや「してやった感」に繋がっているようです。また「女神転生」のシリーズ特有の世界観がAT中の演出や上乗せシステムにうまく行かされている、という評価もありました。

続編でもタイアップ機でもない機種としてはジャッカスチームの10位が最高位でした。アワード集計期間中、液晶搭載機でかつ完全オリジナルのコンテンツはこのジャッカスチームと「煩悩BREAKER禅」「鬼神7」くらいしかない中で健闘を見せました。A+ART機ということで疑似ボーナスと本物のボーナスの使い方を評価している方が多くいらっしゃいました。この点はスーパーブラックジャック2の評価に似ています。

よく打った台

この設問は複数回答可、としています。「よく打った台」ですので、面白かった以外にも「勝てる」「設定が入る」「ゾーンや天井狙いが出来る」などの要素が含まれることになります。

上位は概ねアワードと同じ傾向ですが、「麻雀物語3」が上位にあるのは天井狙いなどで打つケースが多かったからなのかもしれません。戦国コレクション2が3位というのは意外でしたが、これもコレポイント狙いで打つ人が多かったのかもしれません。

質問の仕方が悪かったのか実際に打ってないのかわかりませんがジャグラーシリーズが上位にいないのも意外でした。もっともジャグラーは相当数のシリーズが脈々と受け継がれてますので「古いジャグラーは打ってるがマイジャグⅢは打ってない」だけなのかもしれません。

思いの外良かった台

今の稼働状況を反映するかのように、ガルパンが高評価を得ています。また、ゴッドイーターやジャッカスチームなどもゲーム性の面が評価されているようです。ジャッカスチームに関しては導入が十分とは言えない状況でしたので、導入台数次第では評価が変わってきたかもしれません。

とは言え大半が「期待してた程ではなかった」と感じているようです。

期待はずれだった台

ニコニコ超会議で大々的に発表された「魔法少女リリカルなのは」が一番期待はずれだった、という評価でした。出玉性能もそうですが、「押し順ミスしたらARTがパンクする」という仕様による部分も大きいように思います。

全体的に著名なコンテンツとのタイアップだったり、有名作品の続編だったりした機種はユーザーの期待も大きく、実際の初打ち時の挙動との乖離から上記のような結果になったのではないかと思われます。特にISに関しては導入直後に異常なくらい出玉率が悪く、その印象が足を引っ張ったのが原因と考えられます。

メーカーについて

好きなメーカー

グループ、ということもありますがユニバーサルが圧倒的でした。2位以下を見てもアワードで上位に入ってきている機種を出しているメーカーが概ね人気、という傾向が見えます。

2015年で評価が上がったメーカー

こちらの設問は複数回答可になっています。上記の「好きなメーカー」と傾向は同じですが、気になるのは6位に北電子が入っている点。2015年は「おとめ妖怪ざくろ」「萌えよ剣」と液晶機を精力的に出してきたのが評価されたのかもしれません。

2015年評価が下がったメーカー

こちらも複数回答可の設問です。サミーは北斗以外の機種が今ひとつだったことが影響していると考えていいでしょう。また2位のSANKYOについては機種で言えば「IS インフィニット・ストラトス」が、メーカー全体的にはマクロスフロンティア2あたりから言われている「過度の音演出」などが影響していると思われます。

3位のオーイズミは今年は「ストライクウィッチーズ」「シュタインズゲート」と比較的大型版権の機種をリリースしましたが、いずれも疑似ボーナス機でオーイズミの強みである「技術介入」「リール制御」があまり活きていなかったことが影響していると考えられます。

まとめ

アワードの一位に関してはほぼほぼ予想通りでした。予想ではゴッドイーターやスーパーブラックジャック2がもっと上位に食い込むのではないかと考えていましたが、意外にもガルパンやデビサバ2などの新基準AT機が健闘を見せました。上でも書きましたが「新基準AT機だから」というのは打たない理由にはならない、しっかりと作りこまれたものについては打ち手がつく事の証明になったのだと思います。

メーカーに関しては「挑戦」した所で明暗が別れたように思います。実験的なシステムを搭載した機種を多く出している山佐は比較的ユーザーから高評価を得ていますが、システムではなくハードウェアで実験的なことをやってきたサミー（アンリミテッドリール等）は評価が下がっています。同じ「実験的」なことをしているにしても、ここまで評価と稼働状況が別れるのは興味深いところです。

また、オーイズミは今年AT機を2機種出していますが、今までの技術介入路線とは異なる路線にいったからか評価が下がっています。もちろんこれからの新基準のなかで今までの路線に戻る、もしくは更にチャレンジングなことをやってくる可能性もあります。特に今年は1000ちゃんの台が出ることを予告していますので、そこも注目です。

今年の年末は一体どの台がアワードに輝くのか。そもそもハナビを超える台は出てくるのでしょうか。2016年は始まったばかりですが皆様今年も無理のない範囲でパチスロを楽しみましょう。