日常的にニコ生を見たり配信したりしてる方はすでにご存知だと思いますが、今週木曜日、8月24日にニコ生の仕様が大きく変わります。
いや、大きく変わる予定だったのが若干修正されて若干大きく変わります。
この「若干」ってところが曲者で、「こう変わります(条件付きで)」とか「こうなります(一部で)」とかそういう感じなんですね。
というわけで整理してみました。
ニコ生は「新配信」が基本に、従来の配信もとりあえず残る
当初8月24日の午前8時30分をもって「旧配信終了、新配信に全面移行」の予定でしたが、新配信の配信や視聴が安定しない人がかなりいるらしく、結局旧配信もしばらく残ることになりました。(1~2ヶ月延期の予定)ただし、一部の機能の移行については予定通り実施されます。
ざっくり表にするとこんな感じ。
新配信 | 旧配信 | |
---|---|---|
配信ビットレート | 最大2Mbps (ユーザー側で192kbps, 384kbps, 1Mbps, 2Mbpsを切替) |
最大480kbps ゴールデンタイム時384kbps |
枠の延長 | 無料で可能(最大6時間まで) | チケットもしくはポイントで可能(最大6時間) |
枠の予約 | 無料で可能 | できない |
「動画紹介」カテゴリでの配信 | 不可 | 可(強制的に旧配信になる) |
なお、「枠の延長・予約の無料」についてはPlayStation4での番組作成時は対象にならないそうです。(今後のアップデートで無料化予定)
また、今まで広告ポイントがたまった際に配信主に付与されていた「シルバーチケット・ゴールドチケット」は8月24日で配布が終了となります。
何かと問題の起こる新配信、原因は「再エンコード」?
今回問題としてあがっているのは「新配信を使うと配信が安定しない」という意見が寄せられているためだそうです。
新配信は最大2Mbpsまで、解像度は800×450(ニコ生の推奨値)まで配信ができるとされていますがPCのスペックが厳しかったり、通信環境が良くなかった場合は配信がプツプツ切れると言われています。プレイヤーをHTML5に切り替えたり、視聴ビットレートを下げると安定する、とは言われていますが切れる時は切れます。
これはニコ生側で配信主側から送出されたデータを、4種類のビットレートで視聴できるようにニコ生側で再エンコードしているからと思われます。要は送出側、視聴側の通信環境が十分であっても、エンコードしているニコ生の方で処理が滞ると不安定になってしまうということです。YouTube Liveなどのようにバッファを十分取っていればまだいいんでしょうが、ニコ生は新配信でもラグを最小限にしているので、目立つ時は目立ってしまうようですね。
しかしこの再エンコード問題、なんか覚えがあるなと思ったんですが、これちょうど1年前にあったニコニコ動画の再エンコード問題と同じですね。
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