XDJ-XZに買い替えたのでDDJ-1000といろんな部分を比較する勝負をしてみた

音楽
本サイトの記事内には広告が含まれます。ご了承ください。
スポンサーリンク

買っちった。(CV:東山奈央)

というわけでDJ機材をDJコントローラー「DDJ-1000」からオールインワンタイプの「XDJ-XZ」に乗り換えました。

DDJ-1000は「イベントでCDJを触ってもビビらないようにしっかりした機材を揃えよう」と考えて発売とほぼ同時に購入したのですが、もう6年も経つとは月日の経つのは早い…。今回オールインワンタイプの機器に買い替えたことでUSBメモリでの練習が自宅でできるようになりました。そして財布がペラッペラになりました。

まだそんなに触れてはいないものの、さすがハイエンドのオールインワンプレイヤーだけあってハードウェアの質も、機能面でも十分過ぎるものです。現場、いわゆるクラブなどでやる環境と完全にイコールではないものの、非常に近い状態でプレイすることができます。

じゃぁ「今まで使ってたDDJ-1000は駄目なのか」というとそんなことはないです。使ってみるとDDJ-1000の方が良かった点もチラチラと見えてきました。DDJ-1000とXDJ-XZとでどっちを買うか悩んでる人というのはそんなに多くない気もしますが(そもそもDDJ-1000は生産終了品)、対決形式で勝負させてみようと思います。

あと機材の品質のレビューに関してはいろんなところで書かれてますが、そこには出てこないような部分についてもメモ代わりに残しておこうかなと思います。

あ、結構今回長めです。

スポンサーリンク

勝負その壱:大きいことは良いこと…なのか? ― サイズ

XDJ-XZDDJ-1000(参考)CDJ-2000nsx2 2台と
DJM-A9のセット
878 mm708mm1047.4mm
高さ118.4mm73.4mm113.2mm
(A9は107.9mm)
奥行466.1mm361.4mm414.4mm
(A9は458.3mm)
本体重さ13kg6kg合計21.6kg

XDJ-XZは思った以上にでかいです。数値を見るとわかりますが、高さと奥行に至ってはCDJ-2000nxs2とDJM-A9で組んだセットよりもデカいです。

この大きさですから、それを入れる外箱は保管方法に悩むくらいでかいです。(約1000 × 580 × 240mm)宅急便だと最大の200サイズ指定になる外箱を保管するとなると、一般のご家庭ではクローゼットの奥に縦置きするくらいしか方法がないと思います。

XDJ-XZの外箱
クローゼットのヌシ。和室の押し入れだと入らないかも

私は自宅にDJ用のブースを組んでありまして、ひとまずそこに設置してみましたがまぁ窮屈でした。
自宅のDJブースは幅91cm × 奥行46cm、高さ90cmの位置に機材を置けるようにルミナスラックで組み、天板として無理やり奥行きを作った板を置いていました。奥の部分にPCスタンドを置くレイアウトです。

在りし日のDJブースとDDJ-1000

で、これにXDJ-XZを置こうとしたら…ギリギリでした。左右、そして手前に若干はみ出さないと置けないくらでかかったのです。91cmx46cmで普通にラック状(手前にもポールが立っている状態)に組んでいたらおそらく置けなかったと思います。

なのでブースを幅121.5cm × 幅61cm、高さ80cmで組み直しました。XDJ-XZの操作はいい感じなのですがPCスタンドの位置が下がったことで若干操作性が落ちてしまったのが想定外でした。あと、PCスタンドを立てると奥行き61cmでも結構ギリギリです。

おつさん
おつさん

設置スペースの確保の難易度はXDJ-XZの方がかなり高い。デスクトップPCを置く机をもう一つ部屋に置く、くらいの間隔なので都心でアパートに一人暮らし、という人にはなかなかむずかしそう。純粋に大きさ重さだけで見て「どっちがコンパクトで置きやすい」か考えたらDDJ-1000の勝ち!

ちなみに、ルミナスラック(ドウシシャ製)は80cmというポールの設定がないので、手前の部分だけアイリスオーヤマのポールを使用しています。この手のラックは互換品が色々出てますが、ポールは別のメーカーのものを組み合わせても径が合っていればなんとかなることが多いです。

勝負その弐:かゆいところに手が届くのはどっちか ― DECKの機能性と操作性

DJやるための機械ですから機能性や操作性は最も優先される事項。もっとも、プレイスタイルによって「機能性・操作性が良い」の観点は変わってきてしまうので、いろんな側面から見ていきたいと思います。

対応メディアや入出力周りは意外と互角?

XDJ-XZDDJ-1000
USBメモリ2本を切り替えて使用可非対応(PCレスではプレイできない)
LAN端子
(PRO DJ LINK)
対応非対応
USB接続対応(1ポート)対応(2ポート)
オーディオ入力2系統
(LINE/PHONE切り替え)
+AUX
4系統
(LINE専用2系統、LINE/PHONE切り替え2系統)
マイク2系統1系統

XDJ-XZはオールインワンモデル、DDJ-1000はDJコントローラーなので「対応メディア」という点ではXZの圧勝。ただ、PCでプレイする前提の場合「左右のDECKを別々のPCで使う」ということが可能なDDJ-1000の方が優れているように思います。B2Bをやるのに2台PC繋いでそれぞれが左右のDECKに曲読ませてプレイする、みたいなことができるんですよね。

また、機器を単なるオーディオミキサーとして見た場合、DDJ-1000は4chミキサーになりますが、XDJ-XZは2chまでしか対応できません。

CDJ2台を追加する構成にする場合、XDJ-XZはLAN端子が3ポートあり、この内2つをそれぞれのCDJに接続することでXDJ-XZのミキサーと組み合わせた形でのPRO DJ LINK環境を作ることができます。DJ-1000はPCレスでやる場合はCDJ同士をLANでつなぐだけになるので、ミキサーにBPMの情報が流れてこないことになります。(エフェクトのbeatが完全に同期しない)

ジョグ周りの操作系はCDJ-900nxs準拠のXDJ-XZが操作しやすい

XDJ-XZとDDJ-1000のジョグ周りの比較画像
ジョグ周りの操作系、左がXDJ-XZで右がDDJ-1000。そもそもDECKの横幅が2つの機種で異なる。

配置の違いは少しありますが、基本的にXDJ-XZはCDJ-900nxs準拠になっています。微妙な違いはありますが、概ね同じような場所に同じ機能のボタンが配置されていますので、CDJやそれに準拠した配置になっているコントローラー(DDJ-400とか)を触ったことがある人なら違和感なく使えるんじゃないでしょうか。
個人的にはREVが近くてジョグを触るときにうっかり触れてしまうことがあってちょっと困っています。

一方のDDJ-1000はCUE/LOOP周りのボタンが一切なく、代わりに選曲用のロータリーノブが各DECKについているのが特徴。左右で機能は変わらないんですが、CDJで選曲しているような感じで使えるのが良かったんですよね。
また、TRACK SEARCHボタンが省略されています。初期設定では「SEARCHボタンをダブルクリック的に押すとTRACK SEARCH(前の曲または次の曲に移動)になる」という仕様で、曲のサーチ中に暴発して次の曲に行ってしまうという厄介な代物でした。自分はMIDIマッピングで無効にしていました。

ちなみにDDJ-1000でループをx2、1/2にする場合はLOOP IN/OUTのボタンをそのまま押すというCDJとは全然違う仕様になっていました。また、登録済みのCUEを呼び出す場合はSHIFT+SEARCHキーというショートカットで呼び出す形になります。このあたり、CDJの操作と全く異なるので注意が必要です。

また、BEAT SYNCについてですがDDJ-1000はDDJ-400などと同じ用にボタンが一つしかなく、MASTERを選択するためにはSHIFT+SYNCボタンを押す操作が要求されます。SHIFTキーはJOGの反対側にあり、押すときは必然的に両手を使うことになるのでとっさのときに操作ができないなんてこともよくありました。

パッド周りはDDJ-1000のほうが使いやすい

XDJ-XZとDDJ-1000のパッド周りの比較画像
左がXDJ-XZで右がDDJ-1000。ページ切り替えでパッドを16個使うことができる

DDJ-1000はパッド部分にページ切り替えの左右キーがあり、HotCueで言うなら「I~N」まで使う場合でもPCを触らずに操作できます。このキーはKEYBOARDモードやKEY SHIFTモードのときの切り替えがワンボタンでできたのでめちゃめちゃ便利でした。トーンプレイとかやりやすいですね。

XDJ-XZはPerormanceモードで使うときのみ、KEYBOARDモードやBEAT JUMPなどで「SHIFT+パッド」で切り替えができるようになっています。流石にKEYBOARDでSHIFT押しながら切り替えはかなり操作難しいですね。

また、XDJ-XZはUSBメモリでのプレイ時にはKEY SHIFTやPAD FXが使えないので盤面にその項目がプリントされていません。PC接続時はSHIFT+モード切替で選択できるのですが何を押したら何が出てくるのか覚えておかないと駄目です。

あとこれはウチのXDJ-XZだけかもしれませんが、パッドが軽く触っただけでも反応します。軽く指を乗せただけでも反応することがあり、暴発しないようにちょっと気を使っています。

テンポフェーダー、「0」のクリック有り無しの違いあり

テンポフェーダー、サイズはおそらく変わらないと思うのですが0のところのクリックの有り無しに違いがあります。DDJ-1000は0の部分にクリックがありますが、XDJ-XZにはクリックがなく、代わりに目印とTEMPO RESETキーがあります。CDJ-900nxsなどもクリックがないのでXDJ-XZはそれに準拠した作りになっている、ということだと思います。

また、XDJ-XZはテンポフェーダー脇に「TEMPO RESET」がありますが、DDJ-1000はそれがなく、代わりに「KEY SYNC」「KEY RESET」があります。このへんもトーンプレイやる人向けのチューンになってるということなんでしょう。

DDJ-1000のみグリッド編集にジョグを使うことができる

DDJ-1000は「shift+ジョグ」でグリッド編集ができるようになっています。(shift+天板回転で間隔の調整、shift+ジョグの側面で位置調整)
ボタンでやるのと違ってジョグだと微妙が調整ができるのと、ボタン連打しなくていいので非常に重宝していたのですが、XDJ-XZにはこのマッピングがなく、単なるジョグサーチになります。DDJ-400とかと同じ仕様。

MIDI MAPPINGでなんとかなりそうに見えたのですが、該当の操作は割り振ることができませんでした。ジョグを使ったグリッド操作は非常に快適で、配信やってる最中におかしい箇所を修正したりできていただけに個人的には惜しい箇所です。

XDJ-XZでPerformanceモードでプレイするときは「プレビュー」用にチャンネルを一つ使う必要がある

DDJ-1000はミキサー4系統の他にプレビュー用のチャンネルがあり、プレビューはそのチャンネルが使用され、特に設定は意識しなくてもヘッドホンからプレビューの音が出ます。

XDJ-XZはプレビュー用チャンネルがないので、あらかじめ設定で未使用のチャンネル(3、4ch)にプレビューを割り当てる必要があります。(DJM-900nxsとかにUSBケーブル繋いでやるのと同じ状態)

チャンネルが一つ使われてしまうのと、縦フェーダーが上がっているとプレビューの音がMASTERから出てしまうというのに注意する必要があります。

おつさん
おつさん

CDJと同じ用に使って練習するなら断然XDJ-XZ。ただ、パッドを使ったプレイとグリッド編集などの「下準備作業」に関してはDDJ-1000の方が小回りが効く印象。これはイーブンかな…。

勝負その参:すべての音はここから… ― ミキサー部分

DECKから出た音はミキサーを通じてスピーカーに出てきます。ということでミキサー部分を比較してみましょう。

クロスフェーダーはDDJ-1000の方がいい奴を使ってる

DDJ-1000はMAGVEL FADERを使っています。アルファシータ曰く「操作可能回数1,000万回以上の高い耐久性と細かな操作性」という、スクラッチプレイにも強いフェーダーで、これの「PRO」版がスクラッチプレイを想定したミキサー、DJM-Sシリーズに採用されています。

DJM-S5
Sシリーズでは一番安い「DJM-S5」にもMAGVEL FADER PROが採用されている。

まぁ自分の場合はスクラッチプレイとかはやらないので重要かと言われるとそうでもないのですが…

XDJ-XZのミキサー部分はほぼDJM-900nxs2

XDJ-XZとDJM-900nxs2の比較
左がXDJ-XZ、右がDJM-900nxs。共通している部分が多い。

XDJ-XZのミキサー部分はDJM-900nxs2を踏襲しています。エフェクト部分が特に顕著で、エフェクトの種類だけでなく、エフェクトの効果をかける帯域の指定をする「FX FREQUENCY」や、触るだけでエフェクト効果が任意のBEATでかかる「X-PAD」などもついています。なお、写真にはありませんが、XDJ-XZのMASTERのレベルメーターは本体右上(中央液晶画面の右側)に配置されています。

また、XDJ-XZのエフェクト周りはソフトウェアから独立しているようです。(エフェクトを操作してもrekordboxのFX1、FX2は反応しない)
効き具合もDJMのそれと同じような感じで効いてくれるので箱でプレイしたときに「あれ、家で練習したときとなんか違う」みたいなことが起こりづらい印象です。

個人的にはエフェクトの効く帯域を変えられる点が非常にありがたいです。例えば残響系のエフェクト(REVERBやECHO)を強めにかけるときにLOWをオフにしておくだけでボヤーンとした感じが軽減されますし、MIDのみオンにしてFLANGERやTRANSFORMERをかけるとボーカル部分だけにエフェクトが掛かったように聞こえたりします。

なお、ソフトウェアのFX1、FX2はそれはそれで使うことができるのですが、デフォルト設定だとチャンネルフェーダー(縦フェーダー)の手前でかかっているので残響系のエフェクトをかけつつ縦フェーダーを落とすと残響までボリュームが落ちてしまいます。設定を変更するか、「rekordboxのエフェクトはFlangerやTransformerみたいな残響関係ないものだけにする」みたいな運用にして、コントロールは別のMIDIコン(DDJ-SP1とか)を使う形にしたほうが良さそうです。

一方、DDJ-1000のエフェクトはrekordboxのソフトウェアのエフェクトが使用されています。そのため、エコーなどをBEATから若干ずらしてかけようとしてもソフトウェア側でクオンタイズがかかってしまいます。また、「FX1の適用チャンネルを切り替えて使う」という形になっているので、DDJ-SP1などのエフェクトを操作できるMIDIコントローラーと併用すると意図しない形でエフェクトが効いてしまうことがあります。

XDJ-XZのミキサーからはサンプリングのボリュームが変更できない

DDJ-1000のサンプラーボリュームノブ
DDJ-1000のサンプラーボリューム部分。実は触ったことがない。

DDJ-1000はPCと組み合わせて操作することが前提なことから、上述の通りPAD周りなどの操作系が充実しています。ミキサー部分にもサンプラーのボリュームノブがついています。

XDJ-XZはPCなしでプレイする場合はサンプラーが存在しないので、ボリュームコントロールが機器側からできなくなっているようです。

ヘッドホン端子からのノイズはXDJ-XZの方が少ない

個体差かもしれませんが、ヘッドホン接続時DDJ-1000はフェーダーやTRIMがゼロでも「サーッ」というノイズがそれなりの音で聞こえました。XDJ-XZもノイズゼロというわけではないですが、DDJ-1000よりは控えめな印象です。

音が鳴り始めたら気にはならない部分なのですが、このへんはミキサーの内部でなんかあるんでしょうね。

おつさん
おつさん

エフェクトをよく使うプレイをする身としては種類が多い…ではなく「現場と同じ用にエフェクトがかかる」というのが重要。X-PADなどいろいろできるという点も含めてXDJ-XZ勝利。

勝負その肆:質感は光沢?それともマット? ― ミキサーのパネル

さてここからはちょっと細かい話。

製品写真だと分かりづらいですが、DDJ-1000とXDJ-XZとではミキサーのパネルの質感に違いがあります。

DDJ-1000はピアノブラックっぽい仕上げになっています。光沢があってきれいなのですが、照明の反射や映り込みが若干目立ちがち。配信で顔がうっすら映り込んでたこともあります。

DDJ-1000を使った動画配信のキャプチャ
DDJ-1000での配信画面のキャプチャ。ミキサー部分に白っぽい横線が入っているのは上部のルミナスラックの天板が反射して写っているため。

XDJ-XZはDECK部分のパネルと同じ処理になっていて、DDJ-1000より反射が少なくなっています。頭上カメラで配信する人にとってはありがたい形。

XDJ-XZを使った動画配信のキャプチャ
XDJ-XZでの配信画面のキャプチャ。ミキサー部分はあまり反射していないように見える。
おつさん
おつさん

配信で上から撮ることを考えると映り込みはないに越したことはないし、ピアノブラックは光沢がある分指紋が付きやすい印象。ノブなどの凹凸がある部分をきれいに拭き掃除するのは面倒ということもあり、ここはXDJ-XZに軍配!

勝負その伍:一体年間何万回触っている箇所なのか ― EQノブ

DJ機材にたくさんくっついているものと言えば「ノブ」です。その中でもEQのノブは一番数が多いもの。

そのEQノブ、DDJ-1000には「DAA1433」という専用品が使われているようです。(センター以外黒一色のシンプルなもの)ちなみに一緒に発注したエフェクトノブの部品名は「DAA1434」です。

一方、XDJ-XZのEQノブはDJM-900nxsなどと同じ「DAA1305」が使われています。(裾に白い縁がついている)DJ関連のパーツを販売しているサイト「DJ SPARE PARTS.com」で検索してみたところ、他のノブでもDJM-900nxs2と共通のものが使われているようです。

いずれにしても「部品」なので、入手するとすればアルファシータのユーザーサポートに電話で発注する形になります。一部の部品はサウンドハウスオタイレコードで在庫を持ってるようです。

アルファシータのサポートから購入した場合、DAA1434とDAA1305はどちらも200円でした。ただし、代引き手数料と送料がそれなりの額かかります。(自分の場合はノブ9個で送料代引手数料合わせて1,200円くらい)

もし発注数が少なく、かつサウンドハウスなどで買い物があるなら一緒に頼んで送料浮かせる方がお得かもしれません。

おつさん
おつさん

ノブはしょっちゅう交換することはない部品ですが、万が一の入手性と「DJM-900NXSシリーズと同じノブで練習できる」という観点から見て、XDJ-XZの勝利!

なお、EQとエフェクトのノブはどちらの機器もゴムっぽい素材なので長く使ってるとすり減っていきます。自分のDDJ-1000はEQノブとエフェクトノブがめちゃめちゃすり減っていたので、劣化がひどいものは交換してから処分しました。

ノブは基本的に真上に引っ張ればスポンと抜けるので、新しいものに交換して上からギューッとやれば交換できます。センターが真上がデフォルトのノブと、左下(ゼロ位置)がデフォルトのノブとで全く別物なので取り違えに注意しましょう。

個人的にはXDJ-XZに軍配、ただし自宅でやるだけならDDJ-1000も「アリ」

というわけで比較してきましたが、現場でCDJとDJMの組み合わせでやることがある自分としては、それに近いことが自宅でできるという点で「XDJ-XZの勝利!」と声高に叫びたいとことです。

ただ、XDJ-XZは最上位モデルなので「高い」んですよね。(OPAS-QUADの方が高いけどあれはちょっと系統が別)新品価格は税込みで33万円もします。

今回は中古で程々の価格で程度のいいものが出てきたことと、DDJ-1000の処分の目処が立っていたこともあって購入に至りましたが、これからDJ始めようと考えてる人がポンと出せる金額かというと…難しいですよね。無い袖は振れないので、ここが一番のネックです。リセールバリューは大きいタイプの製品ではありますが…。

で、「現場でもPerformanceモードでやるのが前提で、ループやCUE周りは触らない」とか「自宅で遊ぶのに使う」「PADをバリバリ使って遊びたい」というのであればDDJ-1000を選ぶのも全然アリだと思います。特にトーンプレイやパッドを使ったパフォーマンスをやりたいとか、エフェクトバリバリ使いたいのであれば廉価版のDDJ-FLX6よりもDDJ-1000の方がおすすめです。パッドの大きさが違いますし、手元でのエフェクトの見やすさも全然違います。

DDJ-1000はすでに生産終了品なので中古品前提になりますが、2024年春現在新品のXDJ-XZの半値以下で取引されているようです。後継機種のDDJ-FLX10が約23万円、DDJ-FLX6が約9万円ですので、中古でも構わないのであればDDJ-1000を選択肢に入れるというのは大いにありだと思います。

というわけで、自宅に迎え入れたXDJ-XZ。DJイベントの練習に、DJ配信に活用していきたいと思います。DJ配信は主にニコニコ生放送のコミュニティ「ちゃんねる おつ」でやっております。

Twitchとかにもチャンネル作ってあるんですが、なかなか環境に慣れなくてちょっと放置状態…ニコニコの方でご覧いただけますとありがたい次第です。コミュ登録もしていただけると嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました