ソーシャルゲーム「星宝転生ジュエルセイバー」の素材が「フリー化」されるというお話

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【2019年8月12日追記】

ジュエルセイバーの公式サイトのドメインが失効してしまったようで、コンテンツにアクセスできなくなってしまいました。本記事の情報は記事初出の2013年12月27日時点の情報となります。

数多のソーシャルゲームが生まれ、そして消えていく昨今。「艦これ」や「モバマス」といった大人気のコンテンツの影には無数の消えていったゲームがあります。サービスが終了したゲームのコンテンツといえば「そういうサービスあったねぇ」とユーザーの心の中に刻まれるくらいで、形としては残らないものが多かったのですが、そんな中でブリリアントサービスが提供していた「星宝転生ジュエルセイバー」が新たな試みを始めようとしています。ゲーム内で使われていたコンテンツをすべて「コンテンツフリー」として開放する、というのです。

「星宝転生ジュエルセイバー」はブリリアントサービスが2012年8月から約1年間、GREEで展開されていたソーシャルゲームです。宝石の力を得たキャラクターたちが変身・進化し、戦いを繰り広げるカードバトルタイプのソーシャルゲームで、登場キャラクターは100名以上。ファンタジーとリアル世界との間で様々なストーリーが展開される、というものでした。

昨年の秋には横浜市にある六角橋商店街でNFC(いわゆるおサイフケータイだと思ってもらってOK)を使ったオフラインイベントなども行われるなど、盛り上がりを見せていたのですが、すでにサービスは上述の通り終了しており、GREEのメニューからも消えています。

ソーシャル系のサービスは、サービスそのものが終了するとゲームのプラットホーム上のページが閉鎖され、せいぜいメーカーのホームページに「こういうのを昔やってました」という痕跡が残るだけ、というケースがほとんど。しかし、ブリリアントサービスでは、ジュエルセイバーに携わったクリエイターのため、そして今までジュエルセイバーを楽しんでくれたユーザーのため、そしてこれからジュエルセイバーと出会う人のために「コンテンツのフリー化」を宣言しました。

コンテンツのフリー化は来年1月から本格的にスタートするようですが、サンプルとしてカレンダーやカードへの素材の使用、そして他のゲームの素材や広告素材として使うことも挙げられています。素材の使用は、一部の条件に従うだけで、事前承諾も不要という、私のような絵がかけない人には非常にありがたいシステムになっています。なお、一部のイラストレーターの名前はpixivなどへのリンクとともに、サイトに掲載されています。

キャラクター一覧には「未公開キャラクター」が何キャラかいます。おそらくサービス提供中には登場させることができなかったのではないかと思います。ソーシャルゲームには制作会社にも、イラストレーターにも不本意な形で陽の目を見なかったキャラクターが沢山いることでしょう。そういったキャラクターたちが、改めて活躍の場を得られるという点でも「フリー化」の英断は賞賛していいことだと、個人的には思います。

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