今日は11月20日、英語で言うなら「20,November」ということで音ゲープレイヤーにとってはもはや記念日と言っても過言ではない日。音楽ゲームの金字塔とも言える「ビートマニア」に同タイトルが収録されたのが1997年ですから、かれこれもう16年も経つんですね。当時は私もまだ大学生でした……(遠い目)
さて、この20,November、「なんで記念日なん?」という方も多いと思います。ちょっと色々調べてみました!
20,November――11月20日はとある人の誕生日
11月20日は初代ビートマニアに「dj nagureo」名義で収録された楽曲です。この「dj nagureo」という方、本名を南雲玲生(なぐもれお)さんとおっしゃいます。かつてコナミに在籍していた時に、ビートマニアの企画原案と制作を担当された、いわば「ビートマニアの生みの親」の一人、ということになります。ちなみに「dj nagureo」名義の他にも「n.a.r.d.」「tiger YAMATO」などの名前で楽曲を作られていました。
その後南雲さんはコナミを離れ、2003年に株式会社ユードーを設立。スマホアプリやプロデュースなどの仕事を手がけるようになります。中でもiOS用のアプリである8Bitone、Matrix Music Pad、Live LInk 3GなどはAppStoreのランキングで1位を取るなどしており、音楽アーティスト以外でも、様々な方面で活躍されています。
その南雲さんの誕生日が、今日11月20日。「20,November」というわけです。
ビーマニを中心としてプレイする音ゲーマーは11月20日にこの曲をプレイしたり、聞いたりするのが恒例になっています。また、ニコニコ動画には数多くの20,November関連の動画がアップされていますが、その投稿日の多くが「20,November」になっていたりします。
20,Novemberってどんな曲?
古くからビートマニアをプレイしていた人には改めてご紹介するまでもないかもしれませんが、改めてここでご紹介します。ゲームミュージックシーンに「HOUSE」というジャンルはいくつかのゲームにすでに持ち込まれていましたが、「プレイする」というレベルでのHOUSEサウンドはおそらくこの曲が初だと思います。
ちなみにこの曲、ビートマニアだけではなく、ポップンミュージックやDanceDanceRevolutionなど様々な音ゲーに移植されており、サントラなんかもかなり数多く出てるんですが、表記が「20,november」「20,NOVEMBER」とバラバラだったりします。
で、アキバにプレイしに来ましたが。
この「20,November」ですが、権利的な問題なのか現在稼働中の「beatmania IIDX 21 SPADA」には収録されていません。少し前のバージョンである「DJ TROOPERS」までIIDXには収録されていたのですが……プレイするとなると、俗にいう「5鍵」、初代ビートマニアのシリーズを探さないとならないのです。
という訳で、秋葉原のトライアミューズメントタワーにやってきました。ここには「beatmania FINAL」という5鍵のビーマニが現役稼働中。ちなみにこの「FINAL」ですが、リリースからすでに10年以上経過していることもあって、ブラウン管モニタも明度が落ち、普段はあまりプレイされていません。
さぁ久々にぱらっぱっぱっぱー、とプレイするぞ!と鼻息あらくお店に来たら……
列が……。
弐寺(beatmania IIDXのこと)に待ちが出ているのは仕方ないと思うのですが、まさか5鍵に待ちができているとは……。8時の段階で7人ほど待たれてるでしょうか。そして待ってる方全員がプレイしてます。
20,Novemberを。
プレイしている人を眺めていると上手とか下手とかではなく、純粋にゲームを楽しんでいるな、という感じが伝わってきました。年に1回のプレイかもしれませんけど、改めてビートマニアは多くの人に愛されているんだなと感じました。
で、結局混んでいていつプレイできるかわからないので
4Fのパチスロフロアにある「パチスロビートマニア」をプレイして来ました。こちらには残念ながら20,November入ってないんですよね……。