近眼銭湯サウナ野郎の救世主「お風呂用メガネ」買ってみました

ライフハック
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コロナ禍ではありますが、おっさんの嗜みとばかりスーパー銭湯なんぞにたまに行ったりしています。混雑を避ける形での控えめな入浴ではあるのですが、それでも家の風呂よりも広い空間で手足を伸ばしつつ、これまたおっさんらしく腹の底から「ア゛ー」とか唸り声を上げたりすると持病のヘルニアも多少楽になるというものです。

ただ、視力が悪い自分にとってメガネを外して入るスーパー銭湯やサウナはなかなか厳しいものがあります。サウナの12分計は針すら見えないので入室後何分経ってるのか分かりませんし、浴槽の近くの注意書きとかも全然見えない。泡のお風呂かと思って入ったら電気風呂でヒァッってなったこともありました。

メガネを掛けて入ればいいだけの話なんですが、泉質によっては普通のメガネはパーツに悪影響があったり、レンズのコーティングが剥がれてしまったりするんですね。コンタクトレンズは衛生面であまりよろしくないですし、そもそもコンタクト自体普段使ってないという…。

風呂専用のメガネとかないのかなぁ、とインターネットを調べてみたら意外とかんたんに見つかりました。値段も数千円とお手軽。

で、試してみました。

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買ったのは藤田光学のお風呂用メガネ

お風呂用のメガネ、それなりのメガネ・レンズメーカーが出してるものとなるとメガネスーパー、藤田光学とメガネの愛眼くらいしか見つかりませんでした。(愛眼は直販のみっぽい)形も色も割と選択肢はほとんどありません。「自分は赤のアンダーリムしかつけないっス!」みたいな人は諦めてレーシックでも受けて下さい。

ネット通販では圧倒的に藤田光学のものがヒットします。メガネスーパーのはちょっと割高。メガネの愛眼のものは藤田光学のOEMっぽい感じだったので今回は藤田光学製のものをチョイスしました。藤田光学はメガネで有名な鯖江市の企業です。

藤田光学の「お風呂メガネ」
濡れた時の入れ物がついてきます(緩衝材はなし)

ちなみに、Amazonで検索してみると他にもお風呂メガネがヒットしますが、なんかPCメガネとかと一緒に扱ってたりしてたのでここでは省略。

お風呂用にメガネは全樹脂製+レンズは曇り止めつき

お風呂、特に温泉で使う際に金属パーツは腐食やサビの心配がありますが、このメガネはツルのヒンジ部分も含めてすべてのパーツが樹脂でできています。

お風呂メガネは全部樹脂でできている
普通は金属のネジがある箇所も全部樹脂

また、レンズは結露や曇り止めのコーティング処理がされています。

ただ、曇り止めコーティングの効果は使ってるうちに弱くなってく感じなので、そのへんは妥協が必要です。自分は10回くらい使ったら曇るようになりました。曇ると言っても最近のスーパー銭湯は新型コロナ対策で換気をしっかりしているので、前が全く見えなくなるくらい曇る、ということは殆ど無いですが。

あとコーティングの影響なのかレンズの汚れを拭き取る際、クロスが引っかかる感じがあります。お手入れのときはメガネ用洗剤でさっと洗うか、面倒なら液体石鹸(押すと泡で出るやつ)で洗ってティッシュできれいに拭き取っちゃいましょう。

カラーは3種類、レンズの度数は妥協して選ぶ必要あり

藤田光学のメガネはブルーとピンク、ブラウンがあるようです。ブルーとピンクはクリアボディで50代とかになってくるとちとキツイ色合いかも。

こういうものって自分の世代だと「スケルトン」とか言ったほうがいいんでしょうか。沙羅曼蛇のカセット的な。

色は青とピンクの二色でクリアボディ

右側のツルの内側には「お風呂メガネ」とプリントが。

ツルの内側に「お風呂メガネ」の文字
「お風呂メガネ」

なお、ブラウンは「EYE♥入浴」って書いてあるらしいです。EYE♥て。爆笑クリニックか。

で、度数。
老眼鏡のようにあらかじめ決められた度数別にパッケージが用意されています。左右共通度数になっているのと、度数の刻み幅が大きめだったりするので、ピッタリの度数は見つからないと思います。

せっかくリラックスしたくてお風呂に入るのに、度がキツくて頭痛起こしていたのでは元も子もありませんから、弱めを選んでおくのがおすすめです。自分は弱い方の目の度数に合わせて選びました。流石に普段かけているメガネ程は見えないものの、それでも裸眼に比べたらはるかによく見えます。

ちなみに私はよくJINSでメガネを作るのですが、ユーザー登録しておくとマイページで度数が確認できるのでそれを見て発注しました。「球面度数」ってところです。

JINSのマイページで球面度数がわかる
JINSのマイページには度数の情報が見られる箇所がある

ちなみに記事を書いた時点ではなかったのですが、今はJINSでも「JINS SAUNA」というブランドでお風呂・サウナ用のメガネを展開しています。

度数決め打ちのいわゆる「吊るし」のメガネよりは価格は若干お高めですが、それでも7,900円(税込)。個人的にはフレーム形状がウェリントンなどの大きめのものが中心なのがちょっと残念な感じです。

お風呂なら問題なし、高温サウナだとそれなりに熱は持つ

耐熱温度については明記されてませんでしたが、メガネ着用で浴槽に入るだけであれば、耐熱温度的には問題なさそうです。

また、100度前後のサウナに何度か入っても曲がったり変形したりはしていません。ただ、それなりに熱は持つのでやけどには注意が必要です。

難点は顔を洗うときや、サウナから出て汗を流すときにメガネ外さないと頭から水かぶれないこと。ただそれはこの眼鏡のせいではないですね。

安いんだし壊れたら買い換えるくらいの気持ちで

色々書きましたが、正直メガネの作りとしては「華奢」です。ケースも単なるビニールの入れ物です。かけっぱなしではなくお風呂用のバッグに入れて持ち歩くことになるんでしょうけど、うっかり力をかけたら簡単にパキッと言ってしまいそうなくらい、華奢です。

ただ値段はそんなに高いもんでもないですし「壊れたら買い換える」くらいの軽い気持ちでいいんでしょうね。

いずれにしてもお風呂で周りが全然見えない方にはおすすめできます。(色に抵抗がない方のみ)
お試しあれ。

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