最新鋭の技術でサンタを追跡せよ! NORADのサンタ追跡サイト「Official NORAD Santa Tracker」が今年もオープン

小ネタ
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12月に入っていよいよサンタだクリスマスだ、という時期になりましたが、毎年恒例のNORADの「サンタ追跡サイト」が今年も始まりました。サンタに関係するイベントは数あれど、このNORADのイベントはそんじょそこらのイベントとはわけが違います。なんたって通常時は人工衛星とか核ミサイルとかを監視している機関が本気でサンタを追っかけるわけですから。

まず「NORAD」ってなによ?ってところから。

NORADは「North American Aerospace Defense Command」の頭文字を取ったもので、日本語で言うなら「北アメリカ航空宇宙防衛司令部」となります。上でも書いたとおり通常時は人工衛星、核ミサイル、戦略爆撃機、スペースデブリなどの監視を24時間体制で行っている組織です。リンクをクリックすると分かるんですけど、ドメインが「.mil」になってるんですね。これはアメリカ国防総省の一部門である「DoDNIC」がこのドメインを管理していることを意味します。

この組織が12月になるとサンタを追っかけるという、冗談みたいなイベントをやります。しかももう50年以上やってるというから、気合の入り方が違います。

なんでもきっかけは1955年前に行われたスーパーのキャンペーンだそうです。「サンタに電話をかけよう」と掲載された広告に、誤ってこのNORADの司令長官の電話番号が掲載されてしまったそうで、子どもたちから「サンタさんはどこにいるんですか」的な電話がバンバンかかってきたとか。

普通ならクレームものの事件ですが、時の司令官はなかなか粋なことをやってくれたんですね。部下たちに「サンタを追跡せよ」と命令し、レーダーなどを駆使して子どもたちの声に応えたんだそうです。なんでも「北極にサンタの形跡があり、南へと向かったようだ」と回答したとか。

この子どもたちの夢を載せたイベントには毎年多くのボランティアや企業が協力しています。以前はGoogleがGoogle Earth上にサンタの現在位置を表示したりといったこともやってたのですが、今年はマイクロソフトがオフィシャルパートナーになっており、公式サイトはWindows 8を想定してタッチパネルで動かせるギミックがいろいろ仕込まれているそうです。ちなみにマルチリンガルで、日本語にも対応してます。NORADの担当者にSkypeで連絡をとるなんてこともできるんだとかなんとか。

最先端の技術を使ってトップレベルの技術者たちが子どもたちのためにサンタを追いかけるこのイベント。まさに「技術の無駄遣い」という言葉を褒め言葉として贈りたいですね。

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