東映版スパイダーマンが遂に本家マーベルコミックスに レオパルドンも登場

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近年ニコニコ動画界隈で火がつき、再評価された東映版スパイダーマン。その昔は「マーベルにとっての黒歴史」という噂もあったこの作品、前々から「参戦する」と言われていた作品に遂にその姿をあらわしました。しかもレオパルドンも引っさげて。

東映版スパイダーマンが登場したのは去年の秋からスタートしたスパイダーマンのシリーズ「Spider-Verse」。マーベル作品は「異なる次元でそれぞれに同じ名前のヒーローが存在する」という設定があるんですが、この作品はそれを活かした作りになっておりすべての次元のスパイダーマンを倒そうとするヴィラン「インヘリターズ」と戦うストーリーになっています。

Spider-Verse 004

MARVEL DATABASE」より

いろんな次元のスパイダーマンが登場するとあって、黒い体で銃をぶっぱなすスパイダーマンスパイダーウーマンなんかも登場します。(中には人じゃないものも)東映版以外にもコミックボンボンで連載されていた「スパイダーマンJ」まで登場(しかもなぜか彼だけ白黒)」という文字通りのオールスターキャストになってます。

東映版スパイダーマンが登場するのは「Amazing Spider-man #12」。独自の設定だった巨大ロボ「レオパルドン」も登場し、スパイダーマンたちのピンチを救います。レオパルドンを呼び出した直後に「I am the emissary of hell!(地獄からの使者)」と東映版スパイダーマン第1話でアマゾネスに向かって言い放った名乗り口上を、しかも「日本語版を翻訳しています」という注釈付きで言い放っています。デッドプールも大喜び。

更に本編中には「Everybody, say “HI” to TAKUYA YAMASHIRO, the Spider-man of Earth 51778(アース51778のスパイダーマン、山城拓也に挨拶しな、位の意味合い?)」と東映版でスパイダーマンに変身する主人公の名前も出てくるあたり、マーベルがしっかり東映版をリスペクトしているのが見て取れます。それが証拠にアメリカでは「あのでっかいのなに?」と言われた左腕のスパイダーブレスレットもそのまま残ってます。

東映版スパイダーマンの登場シーンはマーベル速報さんに画像入りで紹介されてます。

そういえばSpider-Verseといえば「スパイダーマンアンリミテッド」というスマートフォン版のゲームが出てたんですが、こちらには東映版は登場するんでしょうか……。


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