勇者シリーズを思わせる琉球銀行のCM 実はその他のCMもアレだった

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勇者シリーズというとテレビ朝日の土曜日の夕方の顔だったサンライズ制作のロボットアニメシリーズ。「勇者エクスカイザー」「太陽の勇者ファイバード」など、今30代~40代の方なら聞き覚えあるかと思うのですが、今年で放送開始から26年目だそうです。

だからなのかなんなのか、このタイミングで作画:大張正己、声:速水奨のロボットが勇者パース(あとで説明します)でポーズを取りまくるロボットアニメがYouTubeで公開されました。このアニメ実は沖縄の琉球銀行のCMということで話題になってますが、よくよく調べてみたら他のCMも銀行にしてはアレな感じでした。

まずは話題になっている大張正己氏が手がけたCMを見ていただきましょう。

「グレート☆リュウギーン」と名付けられたこのロボ(動画サムネイルの右側)、デザインとアニメーションは勇者シリーズをはじめとするロボットアニメのデザインやオープニング・合体シーンのアニメーション制作でおなじみの大張正己氏によるものです。

白+赤+青+黄色(金)のカラーリング、胸元に大きなエンブレム(琉球銀行のマークだそうです)、額にV字の装飾、そして口のプロテクターにはロボなのに人間っぽい口(見出しの画像参照)と勇者シリーズテイスト爆発のデザインのロボがこれまた勇者パース(剣なし)でポージングをとるわ大張テイストで動くわ大変なことになっています。

用語解説:勇者パース……大張正己氏自身が提唱する技法で「サンライズ立ち」「バリ立ち(バリ、は大張のバリ)」とも呼ばれる。Google画像検索で「勇者パース」をしらべると面白いくらい同じ構図の絵が出てくる。足を広げて右足を前に出し、剣または拳を右足同様に前に突き出すように構える。このポーズの前に拳をぐっと上に突き上げる動きを伴うことが多い。詳しくは下記動画参照。

いろんなアニメのサンライズ立ち

大張正己氏ですが、勇者シリーズでは「勇者エクスカイザー」「太陽の勇者ファイバード」「伝説の勇者ダ・ガーン」「勇者特急マイトガイン」のオープニングを手がけています。勇者シリーズ以外では「超人学園ゴウカイザー」などのゲーム、「エンジェルブレイド」などのアダルトアニメなども手がけてたりします。(余談ですがエンジェルブレイドはそれなりにキャリアのある声優さんが違う名前で出演してたりしてます)

また、ナレーションを務める速水奨氏は言わずと知れたイケメンボイス声優。「超時空要塞マクロス」ではマックスことマクシミリアン・ジーナスをクールに演じる一方で、「バジリスク~甲賀忍法帖~」では主人公甲賀弦之介のライバルである薬師寺天膳を演じました。勇者シリーズでは「勇者エクスカイザー」のエクスカイザーと「伝説の勇者ダ・ガーン」のダ・ガーンの声を当てています。ちなみに速水さんのペットの名前はエクスカイザーにちなんで「カイザー」というんだそうです。

ちなみにこの「グレート☆リュウギーン」の動画サムネイルの左側に立っている別のロボは「りゅうぎんロボ」というらしく、こちらは半年ほど前にすでにCMに登場しています。3DCGで描かれたアニメーションはクオリティはグレートには及ばないものの、決めポーズはしっかり勇者パースしてます。

また住宅ローンに関しては「アンマーロボ」という別のロボがいます。もはや何でもあり。

また、ロボとは全く別にプリキュアを思わせる青とピンクの女の子のキャラクターなんかもいたりします。どっちがどっちかわかりませんが「琉空(るら)」と「琉海(るみ)」と言うらしいです。

キャラクターのモデリングも何パターンかあるみたいで、キャンペーンバージョンのCMには最後に車タイプのりゅうぎんロボも。なんやかんやで「グレート☆リュウギーン」に出てくるロボは全部大張さんがデザインしたわけではなく、すでに元ネタがあった、ってことなんですね。どんだけ担当者ロボ好きなんだ。

それにしても銀行としてはぶっ飛んだ展開をしている琉球銀行(略称:りゅうぎん)ですが、どうもCM最後のサウンドロゴを聞くと花の慶次で有名なあのパチンコメーカーを思い出しちゃうんですよねぇ……。

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