大河ドラマ「真田丸」で戦国の、信長~家康間くらいのブームが個人的に来てます。諸説あるでしょうけれども一番激動だった戦国乱世の時代ですからね。戦国乙女の武将たちもだいたいこの辺りから出てきてますし。ものっそい姉御肌で姉小路頼綱とか出てこないもんでしょうか。あ、戦国乙女は姉御肌キャラばかりか。
で、大河ドラマに絡む絡まないにかかわらず名を馳せた戦国武将というのは地方を盛り上げるために利用……もとい起用されることが多いわけです。仙台で言えば伊達政宗、大阪で言えば豊臣秀吉といった具合に。
で、類にもれず滋賀県が石田三成を『滋賀県「石田三成」発信プロジェクト』というキャンペーン的なものに起用したわけですが……なんか方向性がおかしいです。
まず3月5日に公開された動画がこちら。
大河ドラマ「真田丸」で石田三成役を演じる山本耕史を迎え、米原・長浜・彦根の市長まで読んでの一大キックオフ。インタビューの後ろには石田三成の家紋「大一大万大吉」に加えて「滋賀県×石田三成」「三成会議(MITSUNARI MEETING)」の文字も。
このムービー自体はいたって自治体が仕切ってる感のあるものです。
で、問題は次のムービー。
なにこれ。
敢えてのアスペクト比4:3、SD画質っぽい非鮮明な映像、「伊東に行くならハトヤ」のCMを思わせる古臭いCMソング、画面の右端にゴーストっぽい色変化、最後の三成のセリフのところで背景の幕の橋が見切れてる……狙ってないわけがないこのCM。一体石田三成で何がしたいのか……3月27日には第2弾が公開されるらしく、公式サイトにはカウントダウンまでついてます。
公式サイトは普通
で、公式サイトなんですが、ものすごく普通です。
今風の絵柄で描かれた凛々しい石田三成公も描かれてます。
なんでも夢京橋あかり館にある「まちなか博物館」では「MITSUNARI 11」と題して戦国無双4とタイアップした企画展示までやってるらしいです。(3月いっぱいの予定が継続開催になったらしい)
それにしても動画の内容が内容だけ今後の展開が気になります。一発目だけアレってことはないでしょうから……。
コメント
こんにちは。そもそも近年彦根などでおおっぴらに石田三成のイベントを行なえるようになったのが、
戦国無双というゲームの人気のおかげらしいですよ。
石田三成はコアなファンはいても、興味ない者からしたら知らないか愚か者としか思われていませんでしたから。ドラマでもロクな扱いされていませんし。
今は見直されつつあるようですので、ちょっとすっとんだ企画があってもいいかもしれません。
「敗軍の将」のイメージが今までは大きかったですよね。
自分としては最近Twitterのアカウントで「石田三成」ってのが出てきた関係で、話がうまいイメージが定着しつつありますw