電子楽器といえば昔はMIDIケーブルで接続するのが当たり前でしたけど、最近はWiFiとかBluetoothで繋がる楽器ってのも増えてきてるみたいです。昔ショルキーでライブをやった時は「ワイヤレスMIDIほしいなぁ」って思ったもんですよ。当時めちゃくちゃ高かったんで手が出ませんでしたが……(そしてライブ中にMIDIケーブルが抜ける)
で、無線の楽器のお話。
無線で繋がる楽器はコントロール部分をiPadやノートPCに置き換えたりもできるので既存の楽器の概念をひっくり返すようなシステムを持ってるものもちょこちょこあったりするんですが、Zoomが出してくる「ARQ Aero RhythmTrak」ってのもかなり突飛な形状とシステムになってました。リアルタイムに演奏するアイテムとしてよりはパフォーマンスアイテムとして面白そう。
特徴的な丸い入力部分「ARQコントローラー」
まず目立つのが蛍光灯のような丸い輪っか。ARQコントローラーと呼ばれるこの部分には32個のLEDが配置されていて、キックやスネア、ハイハット等の音声を配置してビートを刻むことができます。一般的なリズムマシンだと横一列に配置されてる、アレですね。
また、このコントローラー部分はBluetoothのMIDIコントローラーになってるので取り外して使うことも可能。MacやiOSのソフトを制御することもできます。こんな作りですがアフタータッチにも対応してます。3軸の加速度センサーも付いているのでタンバリンみたいに使ったり、傾けて信号を制御したり、みたいなこともできるようです。テルミンみたいにも使えそう。
リズムマシンなどコントローラー以外のところも面白そう
コントローラーの土台に当たる部分はベースステーションと呼ばれ、この部分が音声の入出力をつかさどることになります。リズムマシン、シーケンサー、シンセサイザー、ルーパーなどを内蔵していて、同時発生16音、エフェクトは同時に5系統を使用可能。SDカードに入っている音声ファイルを扱うこともできるみたいです。
発売開始は7月、市場価格は6万円台?
発売日は来月になってからですが、一部のお店ではすでに販売(予約?)を開始してました。イケベ楽器とかイシバシ楽器では「67,500円」で出てます。発売前なので実際は発売後にもう少し下がりそうな感じはします。
DJイベントで使うとしたら会場での盛り上げ用にいいかも
コントローラーはDJの手元に置いておいて、コントローラーをお客さんに渡しといて、かかっている曲に合わせて叩いた時に流れるサンプルを変えてあげる、とかいった使い方ができそうですね。コントローラー自体もLEDで光るので目立たせアイテムとしても使えそうです。コントローラーの耐久性がちょっと気になりますが……。
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